ネイルサロンで働き自分の技術やセンスを生かして華やかに働くネイリスト。
ネイリストに憧れてネイルサロンで働きたいという方の大多数はスクールなどに通ってネイルの知識や施術の技術を身につけます。
しかし、就職しながら転職を考えている方の中には、仕事が忙しくスクールに通う時間を確保することが難しいという方もいらっしゃる事でしょう。
スクールに通うことが難しい方は、独学で勉強することが可能です。
ネイリストには必須資格がないため、独学で学んだ方や無資格の方でもネイルの仕事をすることはできます。
それでは独学でネイリストを目指すメリットを見ていきましょう。
独学でネイリストを目指すメリット1
費用が圧倒的に安い
授業料や入学金など大きな出費が発生しないことが挙げられます。
専門スクールに通学するためにかかる費用は、だいたい1年間で100万円。
通信講座で基礎だけ受講するのであれば10万円前後で済みます。
ネイルサロンで働くプロに必要なレベルの知識・技術までカバーするとなった場合だと数十万円程度が一般的です。
通信講座やネットで学ぶことで、お金をかけずにネイルの勉強をしたい方に向いています。
独学でネイリストを目指すメリット2
空いた時間で勉強できる
テキストさえ揃っていれば、好きな時間に自分のペースで勉強できます。
これは決まった時間をとれない方にとても大きなメリットです。
ネイリストを目指す方のなかには子育て中の方、仕事を続けながら勉強している方もいることでしょう。
空いた時間を勉強にまわせるのは大きいです。
ここまではメリットを見てきましたが、独学でネイリストを目指すとなった場合のデメリットももちろん抑えておく必要があります。
独学でネイリストを目指すデメリット1
直接指導を受ける事ができない
プロの講師から直接指導を受けられないので、誤った解釈で覚えてしまった知識や技術があったとしても、指摘してくれる人がおらず正しい知識を得るチャンスを得られない場合があります。
もちろんテキストや映像教材などから知識は得られますが、直接質問すればすぐに解決できる事や技術の上達のスピードが落ちてしまう可能性があることは念頭に置いておきましょう。
独学でネイリストを目指すデメリット2
資格試験対策に難あり
独学で資格試験を突破するのは非常に難しいです。
8割以上の受験者が合格できるネイリスト技能検定3級レベルであれば独学で対策して試験に臨んでも合格する可能性は十分あります。
しかし、2級の合格率は40%、1級は30%程度と、難易度はかなり高いのです。
ネイルスクールでは、2級を取得するために100時間程度のレッスンや講義を受ける必要があります。
無駄のないスクールのレッスンでもその程度かかるため、独学でも同程度かそれ以上の勉強時間をする必要があるのです。
独学でも資格取得が無理という訳ではありませんが、2級以上はかなり厳しいという現実は知っておいたほうがよいでしょう。
しっかりと覚悟をもって勉強していきましょう。
独学でネイリストを目指すデメリット3
就職に苦労してしまう
スクールに通っていれば就職までフォローしてくれ、スクールによっては店舗を併設している場合雇って貰える事もあります。
しかし独学の場合ですと、サポートは一切受けられないのでスクールに通う人とは人脈形成の機会の面でも、大きな差が生じてしまうこともあります。
就職の場面では、採用者側の目線は独学の応募者が即戦力になるのかと、不安を抱くケースもあり面接までたどり着けないこともあります。
就職が難しくなるかもしれないということも考えておきましょう。
独学にプラスアルファ
- ネイルサロンに雇用される
未経験から、雇用してくれるネイルサロンも少なからず存在します。
お給料をもらいながら、技術を学びながら働くという方法。
- ネイルサロンを開業する
ネイルサロンをご自身で開業してしまうという方法です。
ネイルスクール主催の開業説明会に参加することで開業の方法も知ることが出来ますし、資格を持つネイリストを雇うという方法もあります。
独学でネイリストになることは、可能ですがスクールに通うより困難な道のりになることが多いです。
ご自身の環境や使える時間に合わせて最適な方法でネイリストを目指しましょう。