ネイリストと同じ美容業界で活躍する美容師は国家試験を受け、美容師免許を取得する必要があります。
国家試験を受けるためには厚生労働省が指定している専門学校に通い、卒業しなければいけません。
一方ネイリストは、資格や学歴がなくても働くことは可能です。
もちろん、ネイルサロンによっては、ネイルスクールや専門学校卒業者など特定の学歴を求めるところもありますが、学歴不問の求人も多いです。
専門学校に通うメリット
就職がしやすい
ネイル専門学校の卒業を求人の条件にしているサロンもあります。
またネイリストはお客様に接客をする存在でもあるため、一般常識、敬語などの教養も求められるため、高卒以上程度の学歴を条件とするサロンも多いです。
このように、ネイリストとしての就職のしやすさ、待遇のよさを考えると、ネイルスクール、専門学校などの学歴はあるほうがベターです。
ネイル以外にも学べる
専門学校は学校法人であり、学校教育法に則ったカリキュラムが準備されています。
ネイルだけに特化するのではなく、エステ、メイクなど幅広い美容に関する知識を学びます。
またネイル科などネイル専攻がある学校はより深くネイルのことも学べます。
またほとんどの学校が、接客やマナーも学べるので社会に出たときに有利になります。
メイクも含めて総合的な美容サービスを提供できるようなネイリストになりたい場合は、専門学校で複合的な知識を得ることができるのはとてもメリットです。
専門学校は通常、週5日平日昼間に2年間通学することになるため、学生層は高校卒業後の若者が多いです。
入学金もかかり、2年間での授業料は合計で200万円以上とネイルスクールより高くなります。
就職サポートに力を入れる学校が多く、ネイルスクールより手厚い就職支援が受けられます。
専門学校に通うデメリット
学費が高額
通学制のネイルスクールのデメリットと言えばお金が掛かること。
プロのネイリストとして活躍するだけの実力をつけようと思えば、学費がかなり高額になるのは仕方ありません。
とくにJNA認定校に入学すると、他のスクールに比べて学費が割高になってしまいます。
ネイルスクールに通おうか迷っている方は、ネイルスクール卒業にかかる費用と時間の記事も合わせてご覧になってください。
学費の分割払いが出来るネイルスクールもかなり多いですし、入学前に見学が出来るスクール、電話で費用の納入について相談出来るスクールなどがありますので、学費の支払いに不安のある方は事前に学校側とよく話をしておく方が良いでしょう。
費用がどうしても出せない時は、通信制ネイル講座を受講したり、必要最低限の授業だけを受講するなど方法はいくつもあります。
一人で悩まず、入学したい学校があればどのような対策があるのか相談してみると良いですよ。
時間が拘束される
通学制の学校に通うと時間が拘束されます。
一般的な大学などは休みを多くしようと思えば多くすることができます。
しかし専門学校では、ネイルに関する専門的な知識や実践的な技術を学ぶ必要があります。
場合によっては技術向上のため、自主練習を行う必要があったり、実習で忙しい生活になります。
将来活躍するために、毎日勉強を行っている生徒ばかりですので、本気で美容関係の仕事のために頑張りたい人には良いですが、楽しそうだからなど何となくの理由で進学した人はつらい思いをするかもしれません。
いかがでしたでしょうか?
今回は専門学校に通うメリット・デメリットについて紹介しました。
なんでもメリットがあればデメリットもあると思うので自分に合った勉強方法を探す参考にしてみてください。